2020.03.09
アロエヤギプロジェクト
今年度からアロエの皮など、本来はゴミとなってしまう部分を始め、アロエを原料としたヤギの飼料作りを開始しました。
しろう農園はアロエ栽培のため、ヤギに雑草管理をさせるため放牧しています。
ヤギはアロエは食べず、雑草だけを食べてくれて、フンを堆肥にして返す循環農業を行っております。
しかし放牧は寄生虫などの病気や下痢のリスクも高いという問題があります。
アロエは腸内環境を整えるなどの成分が多く含まれており、ヤギにアロエを食べさせることで、このようなリスクを軽減でき、アロエのゴミも無駄にならないのではと考え、今年度からアロエの飼料化に琉球大学と取り組んでおります。
先日、琉球大学の先生にお越し頂き、特別に調合し、試作していただいたアロエの飼料をヤギに食べさせてみました。
本当に食べるかは心配でしたが、ほとんどのヤギは喜んで食べ、まず第一段階はクリアとなりました。
量産に向け、工場でアロエの飼料の作成を行い、この後2〜3週間の発酵を経て、飼料ができあがります。
まだまだ改良が必要かと思われますし、この飼料を与え続けることによるヤギの変化も確認していきます。
放牧に強い健康なヤギが育つことで、循環農業はますます加速していくことでしょう。