しろう農園

宮古島そだちのアロエベラ

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2018.03.02

アロエベラには200種類ほどの有効成分が含まれています

大昔から医者いらずと言われ、アロエベラは民間療法で使われてきました。
アロエベラにはビタミン類、ミネラル類、アミノ酸類、酵素類など、私たちの体にとって必要な栄養素や栄養成分として、アロイン、アロエエモジン、アロエマンナン、アロエウルシンといったアロエ特有の成分に至るまで、実に200種類に及ぶ成分が含まれています。
アロエベラに、これほど多くの成分が含まれているのは、日差しが強く、乾燥した厳しい生育環境から自らの身を守るためだと考えられています。
(ですので、宮古島はアロエベラ栽培に適していると言えます)

例えば、植物でも紫外線を受けると、組織の中に活性酸素が発生します。アロエベラはその活性酸素から身を守るための抗酸化物質を多く含んでいます。
アロエベラが持つ炎症を抑えたり、熱を冷やしたりする作用も、強い日差しと熱から身を守るためだと考えられています。
アロエベラが自らの身を守るために編み出した自衛手段から、私たちの健康に役立つ数多くの作用が生まれています。
胃腸の調子を整える、火傷を早く治す、肌の乾燥を防ぎ、潤いを与える、免疫力を整える、など多くの効果が知られています。

近年では、科学的な研究によってアロエベラに含まれている数多くの成分が明らかになり、それらの持つ様々な作用についても研究が進められてきました。
例えば、バルバロインによる下剤活性や抗ヒスタミン作用、抗炎症作用、アロエシンによるチロシナーゼ阻害作用(美白作用)や抗菌作用、アセマンナンによる創傷治癒作用、抗潰瘍作用といった知見が次々に報告されています。
そのほかにも、アロエベラには、皮膚疾患や消化器系疾患、循環器系疾患、口腔・歯科領域疾患など、多岐にわたる領域で臨床に応用されています。
さらには、メタボリックシンドロームとの関連が指摘されている糖尿病に対する効果や体脂肪低減作用なども確認されており、幅広い分野において、その有用性に期待が寄せられています。


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